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【サムスンショック】日立マクセルが早期退職者を募り始める…。

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しょうがないことではあると思うのですが、日立マクセルが早期退職者を募り始めたそうです。
強制リストラとは違う辺りがまだ企業イメージを損なわない感じで良さげですが
辞めたいと思ってた人は抜けていくと思いますが、こういうのは一定の割合に達しなかった場合
別途査定により解雇通達が行くのが多いんですよね。私の前の会社がそうでした。

事の発端となったのはサムスンショックと呼ばれるもので
今までは日立マクセルがリチウムイオン電池を製造しており
それを韓国向けの高級スマートフォン「サムスン」に対して供給をしていたのですが
中国もスマートフォンメーカーの台頭が激しく、iPhoneも恐ろしいほどの高級さではあるものの韓国でもトップと言えるほどに人気となり、今年に入りサムスンのスマートフォンシェアは急激に落ち込んだとのこと。日本国内でもサムスンのスマートフォンはかなりシェアが落ち込んでおり、2014年3月のデータですが、スマートフォン市場においてサムスンの国内シェアは4位。割合にして6.9%と、一つのシェアとして見ると大変に少ないものとなっております。当然これが韓国でも起こり、となればスマートフォンの製造そのもののラインを縮小するしかないので、それに伴った日立マクセルのリチウムイオン電池の需要も落ち込んでいきます。

どれほどの落ち込みを見せたかというと、2015年3月期の業績予想をかなり下方修正して
営業利益見込みを85億円から51億円まで引き下げました。
これは差し引いた34億円全てがリチウムイオン電池を示しているわけではなく
当然全てをひっくるめた営業利益なので、他の部門も怪しい物があれば下げて
伸びしろのいい部門は少し盛って、なんてのをした数字なんだとは思いますが
それでも今回のように早期退職者を募り、部門を縮小し、かつ営業利益の大幅修正までするのだから
やはり大きく伸び続けたシェアだったとはいえ、流用できない技術・または流用先の少ない技術の事業というのはここまで脆いものなんだなと痛感させられますね。そりゃ下請けが悲鳴を上げるわけですよ…。

今回の退職者というのは社員2500人中5%前後に当たるそうで
数字にすると125人。決して少ない数字ではないです。それだけこの部門に芽がないってことでしょう。
早期退職の対象となるのは40代以上の正社員とのことで、若い人材を別の技術を育てるのに使い、年老いた人材を成長の芽が薄いために未来を見据えて対象とすると言えば聞こえはいいんですが、40代からの転職ってのはなかなか厳しいというのが実情であり、果たして希望退職者が「全体で」5%の状態で、仮に6割が40代の正社員であったとして、家庭もあるだろうし、家のローンもあるだろうし、大企業に務めてきて安泰だと思ってきた人生が突然に大海原に擲(なげう)たれるわけだし、到底5%も集まるとは思えませんね。あとは「圧力」で数字を上げていくしかない。世話になった上司に「私も身を引くことにした。君も一緒に頼むよ。最後の頼みだ。」なんて言われたら断れやしませんからね。たとえその上司の言葉が更に上からの圧力であったとしても、ですよ。
もちろん退職者には退職金も支払われますし、退職加算一時金も出るので当面の生活には困らないでしょうし、再就職支援も行うと謳っているのだから、早々に困ることはないんでしょうけど、やはり世間体なんかもあるので早く仕事も見つけなきゃだし、40代過ぎてからの新規スタートってのはプライド的にも色々考えるものがあるでしょうし。いやはや不景気ってのは恐ろしいなと思います。
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